ここでは台湾がどういったところなのかといった 台湾の様子を紹介をしていきます。
2015年6月時点の台湾の様子を感じてみてください。
1 空港

Cathay Pacific-台湾桃園国際空港。 Immigration-台湾桃園国際空港。 機内預け荷物-台湾桃園国際空港。

台湾には桃園・松山・高雄と3つの空港が有ります。
まず桃園空港ですが、就航路線が多いのが桃園空港で台湾最大の規模を誇り台湾のハブ空港として多くの人々が利用する空港です。 ただ、桃園から台北市内へのアクセスがタクシーやバスしかなく渋滞に巻き込まれる事を考えると台北市内からの出発を余儀なくされるのですが、嬉しい事に2015年12月に桃園空港MRTが開通予定で、快速電車で約35分と一気にアクセスの心配が払拭されます。 現在、多くの人が利用するリムジンバスやタクシーについて、一番ポピュラーなリムジンバスは台北駅から桃園空港までは片道125元(2015年8月時点)のリーズナブルな運賃で所要時間約1時間、しかも24時間休みなく比較的短い間隔で運行しており非常に便利な交通手段です。次にタクシーですが、台北市内からだと約1,400~1,500元程度(メーター+高速料金)とどうしてもコスト的に高いのですが、台湾の場合台北市内から桃園空港へ向かう際、なんと事前に運転手と交渉が可能で、交渉次第ですが市内から桃園空港までは1,000~1,200元程度の金額で済むので是非交渉してみてはいかがでしょうか。実際、地元の多くの人々がこのように交渉しているようで皆周知らしく、特に飛行機が早朝便や多人数での移動には有効だとおもいます。 タクシーに乗った際は必ずシートベルトを締めてください。違反すると厳しく罰せられます。 その他の松山・高雄は日本から便が少ないために利用する機会は限られると思いますが、何よりも台北や高雄からのアクセスが非常に便利なのでまずは最寄り空港からの直行便が有るか調べてみてはいかがでしょうか。

到着…台湾桃園国際空港。

2 移動手段

駅構内。 地下鉄駅・券売機。 台湾高速鉄道。

空港までは直行便が運航するまでイマイチ不便な鉄道ですが、台北市内に入ると4本の地下鉄に地上線と夜市をはじめとする主要観光エリアはほぼ鉄道で移動が可能です。 運賃も初乗りが20元と比較的安めですが、滞在中は運賃が安くなる日本のスイカのような「悠遊カード」を利用することをおすすめします。ただ、気をつけなければいけないことがあります。車内では携帯での通話は日本ほど咎められることは少ないですが、地下鉄車内では飲食は厳禁です。食べ物だけではなくペットボトルの水でさえ禁止なのでうっかり口にしないよう気をつけましょう。

次に、南北に走る高速鉄道。多くの方がご存知の日本製の新幹線がベースで、台北駅から高雄駅まで約100分程度で移動が可能です。車内は新幹線そのもので高雄までの長距離も非常に快適に過ごすことが出来ます。 台湾では外周をぐるっと廻り込むようにローカル鉄道が整備されているので、のんびりと鉄道の旅を楽しんで見るのも良いと思います。 そんな便利な鉄道ですが、今や存在すら危ういクイーンズヘッド(女王頭)で有名な野柳や誰しもが訪れる九?などはバスやレンタカーでしか訪問ができないところもあります。特に九?は有名な夜景を見ながらお茶を飲むとあっという間にバスが無い時刻になってしまうので、ここはレンタカーを利用するのが一番です。 台湾でのレンタカー利用についてですが、次の点に気をつけましょう。 ・バイクが圧倒的に多い。若い子だけじゃなく台湾ではおばちゃんやおばあちゃんおじいちゃんまでがバイクが庶民の脚です。しかも、すり抜けは当たり前で交差点でも当たり前のように内側から抜いていくので要注意。あと、二段階左折が徹底されているので動きも変則です。 ・国際免許が使えないので事前にJAFで中国語に翻訳してもらい日本の運転免許証と一緒に携帯することで運転が可能になります。詳しくはJAFへお問い合わせください。 ・右側通行で左ハンドルであることをお忘れなく。台湾は日本と逆なので、慣れないと交差点で相手車線に入ってしまうことも想定されます。ただでさえバイクが多く目の前の交差点が赤でも右折は可能な事が多いので安全確認はしつこいほど行いましょう。 ・シートベルトをお忘れなく。台湾ではシートベルトの着用に厳しく求められます。運転席や助手席、後ろ席でも必ず締めるようにしてください。観光客といえども罰金が課せられます。 ・高速道路は2015年から全ての料金所が廃止されています。一般道と高速道路の境目がないのでうっかり高速道に入ってしまうことも考えられます。ここで一つ疑問がでてきます。「高速料金は?」台湾では全ての車にETCが装備されています。ETCと言っても日本のようにカードを機械に挿入するタイプではなく、窓ガラスに貼り付けられたシールのような物を道路上のセンサーで感知し、利用した料金を後からコンビニなどで清算する仕組みとなっています。レンタカーの場合は返却の際に清算する事になります。 気をつけることは多々有りますが、郊外へ観光やビジネスで出かける際は自由度の高いレンタカーは強い武器です。

台湾観光名所・九フン(Jiu fen)。

3 不動産

街中。 松山駅ビル。 信義区。

台湾は不動産物件が非常に高いです。
まず、日本で小さなマンションなら中古だと1千万以下で探すことも可能です。台湾自体、さほど物価が高いわけではなく夜市をはじめとする飲食店では比較的リーズナブルで日本よりは安いかなというレベルの物価です。 このことを踏まえて、日本で1千万なら同じ程度で買えると思いきや安い物件でも数千万、1億円超えは当たりまえの状況です。8千万円の物件が安く見えるほどです。 このように台湾で不動産を入手するにはそれ相当の収入が無いと不可能です。ましてや賃金自体日本に比べ安い台湾ですから、購入できるのは一握りの富裕層であると思われます。確かに街なかを走っている車には高級乗用車を多く見かけたのも事実です。 さて、この不動産については街なかで見つけた不動産の店頭に貼りだされている物件を見て感じたことなので、店内にはもっと格安の物件があるかもしれませんがこの点については不明です。

信義区…台湾経済の中心地と言えるエリア。

4 食事

台湾風居酒屋。 夜市の屋台。 行列のできるラーメン店「永康牛肉麺」。

台湾は屋台文化です。
台北市内だけでも多くの夜市が開催されています。しかも、その多くは日付が変わっても賑わっていて、台湾のありとあらゆる屋台グルメが味わえます。そのような状況ですから独身者に限らず家族持ちでも屋台で作られたものを持ち帰り、食卓に並べて皆で食事をするスタイルも多いようです。今でこそ台湾の夜市は観光客で賑わっていますが庶民の台所としても無くてはならない食文化なのだと思われます。 ここでもし貴方がお酒好きで、夜市で食べながら1杯飲みたいと言う願望が有るならそれはなかなか叶わないとお伝えしましょう。夜市では歩きながら食する事が出来る串物、焼き物は至るところに有ります。ただ、ビールを含むお酒を売っているお店はほぼ無いと言って良いでしょう。どうしても飲みたい場合は「コンビニで買って」となりますが、周りを見渡してもそのようなスタイルでビール片手にという方はなかなか見かけません。 このように、日本の屋台という雰囲気と楽しみ方を求める方は少し肩透かしを食らうかもしれませんが、多様なメニューがあるので飲みたいお酒は我慢して楽しみましょう。 次に、台湾では居酒屋を見かけることはほぼありません。 良く探せば若者に人気の「台湾居酒屋」が有ることには有るのですが、繁華街の通りを数本歩いても日本にあるような居酒屋を見かけることは少ないです。見かける多くが「食べ放題」のお店です。特に焼き肉のお店は良く見かけます。ただ、店頭のメニューを見ても食べ放題しか紹介されておらず、少しのつまみでお酒を飲みたいと言う向きのお店ではないです。ただ、驚くことに食べ放題のメニューに有るアイスクリームですが高級アイスであろうハーゲンダッツが含まれていて、もちろん食べ放題のようです。独りでふらっと立ち寄れるBARも見かけませんからお酒好きには少しつらい台湾かも知れませんが、新規開拓を楽しんではいかがでしょう。

曉河街夜市。

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